基礎断熱工法における蟻害
平成27年に公布した建築物省エネ法によりこれから建てる一定基準の建物に対し熱損失を軽減させる基礎断熱工法が普及すると考えられています。
基礎断熱とは、簡単に説明すると建物の基礎の内側又は外側に断熱材を貼ると言う事です。
この基礎断熱工法についてシロアリ対策協会でも、
最近多くの被害例があるとの報告です。
写真の方は、去年自分も施工させていただいた外部基礎断熱からの被害写真です。
基礎断熱工法におけるシロアリ被害がなにが大変だと言うと、
*シロアリが直接地面から基礎断熱に蟻道を作る為発見が遅れる
*基礎断熱により本来冬に活動しないシロアリが通年化し被害度の深刻化と広範囲化
※侵入したシロアリの完璧な駆除は、断熱材の撤去が必要と考えられる
自分も施工させて頂いたお客様にきちんと説明して、断熱材を残したまま完璧な駆除は無理な為 出来る限りの対策で施工させていただきました。
シロアリ対策協会でも基礎断熱工法が悪いと言う事でなく施工される住宅メーカーや設計しのシロアリに関する知識不足が指摘されています。
報告書によると、例え防御断熱材を使用してもシロアリ被害が、確認されている事に驚いています。
2020年09月20日 05:03